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No.12 |
≪輝いた学芸会≫ 一人一人が輝いていました。みんなが同じ目標をもって心を一つにし、やり遂げた満足感、充実感は、成長過程でとても大事な経験です。学芸会最大の目的は、一人一人が自信を高めることです。台本や楽譜を貰った時、どの子も『できるかな?』と不安を抱いたことでしょう。でもその不安が、日々の練習や周囲の声掛け、励ましによって少しずつ解消され、解消された分、自信に変わっていくのです。自信は、必ず次のステップに計り知れないよい影響を与えるでしょう。しかし、練習がストレスに感じていた子もいたかもしれません。子どもの心を一面的に捉えず、心の内に寄り添いながら、今後も指導を続けてまいります。学芸会に向けて衣装の準備、家庭でのアドバイス等ありがとうございました。
≪『総合』ってどんな学習?≫ 3年生以上の時間割に「総合」(総合的な学習の時間)という文字が週数回あったり、無い週もあったり、どんなことをしているのか疑問に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 「集会や学芸会の練習に使う時間?」「教科書を使わないで行う学習?」 「校外に出かけて、いろいろ見学したり、体験したりする時間?」・・・・?どれも一部は正しいですが、少し違います。「総合」は、平成14年から本格的に学校のカリキュラムに位置付けられています。「総合」は、次の3点のねらいで行われます。
1.自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、よりよく問題を解決する資質や能力を育てること。 2.学び方やものの考え方を身に付け、問題の解決や探究活動に主体的、創造的に取り組む態度を育て、自己の生き方を考えることができるようにすること。 3.各教科、道徳及び特別活動で身に付けた知識や技能等を相互に関連付け、学習や生活において生かし、それらが総合的に働くようにすること。
主体的・創造的に生きることが求められる21世紀の社会においては、問題を設定する力、情報を活用処理する力、コミュニケーション力、人間関係を調整する力、表現する力、他者へ発信する力など問題解決的な資質・能力が必要といわれています。まさにこれらの力を一つのテーマで相互関連的に身につけさせようとするのが「総合」の時間なのです。 取り上げるテーマは、人、社会、自然、環境、国際、食や福祉に関することなど様々です。 基本的に次のような一連の流れで「総合」は、展開していきます。
1「課題設定」・・・子どもが学習したり体験したりしたことで興味を持ったり、疑問に思ったことを子ども自らが課題としてのテーマを設定する。 2「情報収集」・・・個人やグループで課題解決に必要な情報を様々な手段を使い収集する。 3「整理分析」・・・集めた情報をわかりやすく整理したり分析したりする。 4「まとめ表現」・・気付いたことや発見したことを自分の考えとしてまとめ、判断し、表現する。
一つのテーマで20〜30時間、テーマによっては1年間かけて課題を追求する場合もあります。 これらの一連の活動で子どもたちは、国語や算数で学習したことが生かされたという実感を持つことができます。それにより教科等で学習する意味や意欲の高まりも期待できるのです。逆に、「総合」は、教科の学習の基礎基本や応用的な力の定着にもつながるものなのです。
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(2014/10/31(Thu) ::) |
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